自閉スペクトラム症の息子は、テレビとスマホを完全にやめてから３ヶ月が経過しました！3ヶ月前とはまるで別人です！
発達の経緯
4歳0ヶ月の息子は、軽度自閉スペクトラム症（ASD）のアスペルガー症候群です。
発語は1歳半でしたが、そこから言葉が消失。
2歳8ヶ月で言葉が戻ってくる。これは折れ線型自閉症の特徴です。
3歳0ヶ月 児童発達支援の相談事業を利用。
3歳5ヶ月 受給者証取得 療育に応募
3歳9ヶ月 テレビとスマホを完全にやめる
3歳10ヶ月 区の集団療育と、民間の個別療育に通園開始。ASDと診断。
↓あっさりと診断されたお話です。
テレビとスマホをやめて3ヶ月経過した効果
3歳9ヶ月 書籍「言葉の遅れが改善する方法」と出会う
息子が3歳9ヶ月の時、Amazonで気になっていた書籍を読んでみることにしました。
それが「言葉の遅れが改善する方法」著：片岡直樹 です。
内容を簡単に言いますと、自閉症には「先天性」と「後天性」のものがあり、「後天性」の場合はテレビやスマホなどの機械音を取り除いて親子の相互コミュニケーションを増やすことで改善される、というものでした。
すぐに効果はあらわれた！
当時の私は息子の発達障害の状況に毎日泣いていて、息子と一緒にいなくなりたいと思ったことさえありました。
もう、藁にもすがるおもいで、すぐにテレビとスマホをやめました！！
回復するのならなんだって試そう！という気持ちでした。
するとすぐに効果が出たのです！
3ヶ月経過した今、まるで別人のように急成長！
テレビとスマホをやめて丸３ヶ月が経ちましたが、息子はまるで別人のように急成長しました！！
多動・癇癪が落ち着いた
3ヶ月前は、バスに乗るとギャン泣きしていて周りのおじさんに「うるせぇ！」と怒鳴られたことさえありました。外食の時も同じ。だからいつもスマホが欠かせなくなっていました。
外出時はいつ癇癪が起きるかわからなくて、常にビクビクしていました。
それが今では、バスや電車でも大人しく座っていられます！外食時も移動時もスマホがなくても大人しくできるのが本当に嬉しくって。。。
保育園の行事にも効果があらわれています。
入園・進級式では、長い時間だったのだけど、ちゃんと最後まで椅子に座っていられたそうです。
月１回のお誕生日会では、なんとみんなの前でインタビューに答えられたんだそうな！
どちらの出来事も、保育士さんたちの中で「息子くんが座ってる！！インタビューに答えてる！！」とどよめきが起きたそうです。
言葉が増えて会話ができるようになった
もう、言葉が増えるスピードが速いです。
3ヶ月前までは「息子はおしゃべりできるようになるのかな」って夫にポロッと言ってしまうくらい言葉が遅れていて、夫も「息子が何を言いたいのかわからないよ」って嘆いてました。
だって、単語は出ているものの、たまに二語文・三語文が出るかな、くらいで会話のキャッチボールなんてできなかったんですから。
それが今では夫婦で”息子と会話ができてる！！”と感動している毎日です！
自分のフルネームや年齢だって答えられるようになりました。
「ママごはんないの？パパ待ってるの？一緒食べる？」と話しかけられた時には感動の嵐です（涙）
なんでママのご飯がない＝パパの帰りを待って一緒に食べようとしてるって理解して、それを言葉にできるの！！（感動！！）みたいな。
今日は保育園でこんなことがあった、という話もできるようになりました。
ただ、まだまだ課題もあり、さ行とら行の発音が悪かったり、自分の気持ちを言葉にするまでちょっと時間がかかってしまったり。でもこれからだ！！一緒に頑張ろう！
早く寝るようになった
今までは夜寝るのが遅くって、22時や23時は当たり前だったのです。
ですが、テレビやスマホを完全にやめてからは、20〜21時に寝るようになりました！
よく寝るようになったので朝の機嫌もよく、助かっています。
今までは朝眠くて機嫌が悪く、ギャン泣きすることも多かったのです。
表情が明るくなった
3ヶ月前と比べ、よく目が合い、笑顔が増え、表情が明るくなりました。
今まで一人で遊ぶことが多かったけど、お友達ともよく遊ぶようになったし、人との関わりが多くなったように思います。
3ヶ月前は、テレビの前で口をぽかーっと開けて無表情で一点を見ている姿がありましたが、今では考えられません！
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聴覚過敏の症状が落ち着いてきた
息子は聴覚過敏があり、甲高い音などに反応し、「痛い！」と耳をふさぐことがありました。
これがなかなか症状が落ち着かなかったのですが、最近になってようやく、耳をふさぐ行為が落ち着いてきました。
感覚過敏 新しい靴・帽子が履けるようになった
今までは新しい靴や帽子が苦手でした。
なのでサイズアップの時は大変だし、保育園の帽子以外はかぶれないし、防災頭巾なんて持ってのほか。
それが今では、水泳帽もヘルメットも保育園で作ったうさぎの耳だってかぶれるようになったのです！！
靴だって、スニーカーもサンダルもビーチサンダルも長靴だって履けるようになりました！（大好きなトミカだからかもしれませんが。。。）
↓自ら履いたトミカの消防車スニーカー
ひらがなが読めるようになった
これは、テレビやスマホをやめた代わりに、たくさんの本を読むようになったことでひらがなを覚えることができたのです。
図書館から毎週大量の絵本を借りています。
すると、自分から絵本のひらがなを読むようにまでなったのです！！
自分のフルネームだって読めますし、今は療育やおうちで鉛筆で書く練習をしているところです。
↓ここはそろそろ『うんこドリル』の出番かしら
トイトレできた
なかなかトイレですることができなくて進んでいたなかったトイトレですが、ある日突然、自ら「パンツ履く！」と言い出し、そのまま療育へ。。。
あっという間にパンツ生活になりました！
今では夜寝る時と大の時以外はパンツです。
罪悪感がなくなった
よく「スマホ育児」と言われますけど、テレビやスマホって育児においてネガティブキーワードとして扱われるじゃないですか。
なので、見せていることに多少なりとも罪悪感があったんですよね。健診で聞かれた時とか、保育園で話す時にも話しづらかったり。。。
でも今はまったく見せていないので、罪悪感は皆無です。
これは精神的に結構大きい気がします。
終わりに
ダメもとで挑んだ方法でしたが、こんなに効果があるなんて思いませんでした！
本当にやってみてよかったです！いいことだらけ！
これだけ効果があるということは、息子は先天性の自閉症ではなく、後天性の自閉症だったということなのでしょうか。。。
とはいえ、親としては回復するならばどちらでもいいんですけどね。
後悔していることがあるとすれば、もっと早くこのことを知って取り組めていれば、、ということです。そしたら息子はまた違う姿になっていたかもしれません。
発達障害についてなんて誰も教えてくれないんですもん。
知識は武器、無知は罪、この言葉を胸に刻み、自ら勉強する姿勢は持ち続けていこうと思います。
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発達障害の子どもを伸ばす 魔法の言葉かけ 著：Shizu
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