発達障害グレーゾーン テレビとスマホをやめたら言葉が増えた!

発達障害グレーゾーン テレビとスマホをやめたら言葉が増えた 言葉の遅れ 発達障害グレーゾーン

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さくら
さくら

3歳9ヶ月の息子は言葉の遅れがある発達障害グレーゾーン(自閉症スペクトラム疑い)です。

スマホとテレビをやめてみた結果、言葉が増えてきました!

↓息子が生まれてからの発語状況などはこちら

折れ線型自閉症、聴覚過敏の症状

簡単に息子の状況を説明すると、1歳半で一旦出た言葉が消失し、2歳8ヶ月頃までお話ししませんでした。

俗にいう『折れ線型自閉症』というものだと思います。折れ線型自閉症は改善するまでに時間がかかると言われており、実際息子も3歳8ヶ月になっても言葉が少なめ、発音が悪くて親しか聞き取れないことも多い状態です。宇宙語も多く、名前を呼んでも振り返らない、目が合いづらい状況でした。

また、聴覚過敏の症状も出始め、小児科と耳鼻科に行くも対応できず、大学病院に行くか他を探しているという状況です。

藁にすがる思いで実践した『スマホ・テレビ断ち』

きっかけは、自閉症や発達障害についてもっと知ろうと手に取った本でした。

それが『言葉の遅れが改善する方法』片岡直樹著

この書籍は、スマホやテレビ視聴が原因の『新しいタイプの言葉の遅れ』があることを提唱しています。テレビ・スマホの視聴をやめることで、自閉症スペクトラムと診断された子供が回復した事例も紹介されています。

小児科医が伝えたい言葉の遅れが改善する方法 自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群と診断された子どもが回復
本書の著者は小児科医として40年以上、「子どもの言葉の遅れの問題」と向き合ってきました。 YouTube上で投稿した著者の動画はこれまでの再生回数が12万回を超え、 相談のメールは年間200通以上にもなり、 これまで5,000人以上の親子の相談を受けてきました。 多くの親御さんが、「言葉が出ない」「目が合わない」お...

効果を感じています

目がよく合うようになった!

スマホ・テレビを一才見せなくなって1週間が過ぎました。

今、効果をすごく感じています。

まず、よく目が合うようになりました。

今までは保育園に送りに行ってバイバイする時も「息子くん、バイバイ!」と言っても目を合わさず。視線はおもちゃなど一点に向けられ、横手にバイバイするのです。

これは朝、テレビを見ながら食事していただと思います。夫が「行ってきます!」と言っても、息子はテレビから目を離さず、手を振る夫を見ようとはしませんでした。

それが、ここ最近は私の目を見て、自ら「バイバイ!」と言うようになりました!!!

なんか今まではどこか1点を見つめることが多かったのに、今は周りのものをよく見るようになりイキイキしているように見えます。

言葉が増えてきた!

テレビ・スマホを完全に経ってからたった1週間ですが、目に見えて言葉が増えてきました!

今までは話せた言葉を数える方が早かったのですが、今は話せるようになる言葉が増えるスピードが速くなりました!なんでも果敢に話そうとします。

例えば、ペットショップで犬を見ても今までは「わんわん!」しか言わなかったのですが、今は「⚪︎⚪︎ちゃん(親戚の飼ってる犬と同じ犬種なので名前を言います)、かわいいね!」と言います。

また、「⚪︎⚪︎(息子の名前)ママ大好き!パパいや!」も言い始めました(笑)

自分の感情や要求をより相手に伝えやすくなってきました。

そのことで、保育園でもお友達と話せるようになってきたのです。お友達が「⚪︎⚪︎くんはパパ好き?」と聞くと「パパ好きー!」って答えられたそうです!

会話のキャッチボールが増えてきた!!

今まではお話ししててもどこか一方的だと感じることがあったのです。

例えば公衆電話での一幕。「誰に電話かけてるの?」「ぴ、ぴ、ぴ。ママ、⚪︎⚪︎(自分の名前)、ママ」「ママはここにいるよ、パパでしょ?」「パトカー、消防車というようにちょっとズレているというか。相手の言葉に返すのではなく、自分中心に言葉を発している印象でした。

それが、なんというか、会話になってる!と感じることが多くなりました。

例えば新しいトミカをもらって。「見て見て!」「かっこいいね!」「かっこいいね!」「ありがとうは?」「ありがとう!見て見て!パカ!」「取れた?」「取れたー!」

というように、簡単な単語ではありますが、会話のキャッチボールができてきたのです!

食べられるものが増えてきた

偏食の息子ですが、ご飯の時にテレビやスマホをやめてから私も家事をやめてテーブルに座るようにしました。そして、何か食べ終わったらとても褒めるようにしていました。

これが良かったのか、今まで嫌いだった野菜を少しずつ食べられるようになってきました!

保育園でも保育士さんから「今日は頑張って給食全部食べたんですよ!」と聞くことも多くなりました。

精神的に落ち着いてきた

私の中ではこれが一番驚いた点です。

今まで外食に行っても落ち着いてご飯を食べてくれませんでした。癇癪を起こしてずっと泣き続けたこともあります。

なので仕方なしにスマホでYouTubeを見せるというスタイルに。。。

それが、最近はスマホなしでもちゃんと座って落ち着いて食べられるのです!!すごい!!

実践してみて難しかったこと

スマホ・テレビでYouTube三昧の生活

今までは保育園から帰宅したら、夕食しながらテレビでYouTube見て、お風呂上がってもテレビ見て、寝るまでテレビ三昧。

朝起きたらついてるテレビのニュース番組に対して「(YouTubeに)変えて!」コール。YouTube見ながら朝ごはん。

外食の時もスマホでYouTube。車に乗ればDVD。

というように時間があればテレビやスマホを見ている生活でした。

もうそれが染み付いているのに、急にやめることなんてできるのでしょうか、という不安がありました。

テレビを見るのを時間制にした

スマホは封印しました(いつも古いスマホで見せていました)。

でもテレビ好きの夫が一日中テレビをつけているので、それを見て息子が「(YouTubeに)変えて!」と言ってきます。拒否し続けると癇癪を起こします

なので、最初はタイマーで10分・20分とセットし、鳴ったらおしまい!と言い聞かせて見せてました。

でもこれは間違ったやり方でした。

YouTubeにあげられている片岡先生が話していることによると、「1分でも見せてはいけない」そうです。少しても見せてしまうと、それが長期記憶になってしまうのだそうです。つまり振り出しですね。

それを知ってから、完全にスマホ・テレビを断つことにしました。ニュースもだめ。

一番苦労したのは夫の理解

スマホ・テレビを完全に断つためには夫の理解が必須です。

本を読んでもらう

まず、書籍『言葉の遅れが改善する方法』を読んでもらうことにしました。と言っても読まないので、興味がありそうな箇所だけでも読んでもらいました。

それがこの書籍に複数書かれている改善事例です。この事例の中に、息子と同じ3歳9ヶ月で自閉症スペクトラムと診断された男の子が私立小学校に入学できた、というものがあったのです。

ちょっとセンセーショナルなタイトルに夫も食いつき読んでくれました。

感想は「スマホとテレビがダメだって書いてあるね」。それだけわかればまず第一歩成功です!

テレビ大好き夫

夫はテレビ大好きで、家の各部屋には必ず1台テレビを置くほどです。ドラマは全部録画し、テレビでAmazonプライムやYouTubeも見ています。

朝起きたらまずテレビをつけます。夜寝るまで1日中テレビをつけっぱなしです。

息子にテレビを取られたら、別の部屋に行ってテレビを見るか、タブレットでテレビを見ます。そしてテレビをつけたまま、ずーーーーーっとスマホを見ています。

もちろん息子との会話はなく、無言です。

なので、息子の好きなYouTubeをつけることはやめられても、テレビを消すことはしてくれませんでした。

はい、最初は完全にテレビを断つことはできなかったのです。

効果を感じ始めてテレビを完全に消すようになってくれた

私がこまめにテレビを消すようになり、息子にテレビを見せまいと努力する姿を見せたことと、その効果を感じ始めるようになって、今では完全にテレビを消すようになってくれました。

ちょうどこのタイミングで月1回の療育(相談事業)に夫が行ってくれたのも大きいと思います。そして私が民間の療育を探し始め、見学に行き始めたことも影響があったかもしれません。

このままでは息子は本当に自閉症として生きていくしかない、と感じたのだと思います。

スマホは手放さない

ただし、なかなかスマホを見るのはやめてくれません。

今もテレビを見ない息子を放置して、自分はずっとスマホを見ています。

書籍にも「お父さんもスマホを封印してください」と書いており、「一緒に子育てに参加してほしい」と述べています。私もその通りだと思います。

結局、子供がスマホやテレビをやめたから言葉の遅れが改善するのではなく、その分、子供とコミュニケーションをとるから言葉の遅れが改善するのです。

一番必要なのは、親のテレビ・スマホ断ちだと思います。

夫も帰宅して子供が寝るまでのいっときでいいので、スマホを見ないでほしいと思っています。いつかきっと様子みて言ってやろうと企み中です。あまりうるさくいうと拗ねるので難しいところです。

テレビ・スマホを見せないためのあれこれ

図書館から絵本をたくさん借りてきた

テレビ・スマホをやめたら、その時間どうすればいいのか、という不安がありました。

そこで、図書館から絵本をたくさん借りてきました。まず保育園から帰宅してきたら、新しい絵本を見せます。すると意外にも絵本に興味津々で、テレビやスマホを見なくても大丈夫でした。

今でも数日に1回は絵本を入れ替えています。

そういえば、今まではあまり絵本を読んであげていなかったなぁ、と反省することもできました。

絵を描く

朝食や夕食の途中で「テレビ見せて!」と言うことがあります。それは今までテレビやスマホを見せながら食べさせていたことが原因です。これは絶対にやめさせなければならない、そう強く思っていました。

なぜなら、ご飯の途中でテレビなど見せてしまうと、手が止まり、口が止まり、目が止まる。

そこで、息子が大好きな車の絵を描いてみてところ、大喜び!「ここは何色にする?」など会話しながら色を塗っていきます。

ご飯も食べてくれました。

体を動かす お散歩やトランポリン

休日は夫が積極的に、息子を散歩に連れて行ってくれました。

家にいるとテレビの誘惑があるので、外に出てしまえ作戦です!これもとても効果があったと思います。

そして夫が購入したトランポリンも大活躍しました。絵本やおもちゃに飽きたら一緒にトランポリンで体を動かすのです。大笑いで遊んでます。

トランポリンならマンションでも下に響きづらいので、たくさん体を動かせていいですよ。

うちは手すり付きにしたら鉄棒のようにして遊んでます。その成果もあってか、保育園のキッズジムでは上手な鉄棒を披露して保育士さんたちに驚かれてました(笑)

こんな感じでスマホ・テレビがない生活をおくっています。

まだまだ始めたばかりなので、また経過をお知らせできればと思っています。

何もしないよりは、何かしたほうがいい!そのくらいの気持ちで実践しています。

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