
4歳5ヶ月の息子は自閉スペクトラム症(ASD)です。以前はスマホ漬けな毎日でしたが、回復を祈りテレビ・スマホをやめ、絵本を読むことに。すると会話ができるまでに回復したのです。
スマホ依存だった息子
以前、うちは朝から晩までずーっとテレビがついている家庭でした。
夫がテレビ大好きで、寝る直前までテレビを見ています。
そんなテレビの前にベビーサークルを設置して息子を中に入れます。テレビではyoutubeを流し、特に英語の動画が好きで「ワン・ツー・スリー」と言う息子に「英語がしゃべれてる!すごい!」とまで思っていました。
日本語は喋れないのに、英語が喋れるということで何か親のプライドを保っていたような気がします。
夫に育児を頼むと、息子にスマホを渡してyoutubeを見させていました。息子はスマホをスイスイと自分で操作ができてしまうので、延々に新しい動画を見ていました。
何時間でも見ているので、「育児って結構楽だなぁ」と思っていたほどです。
今考えるととんでもなく恐ろしいことをしていた、と後悔してもしきれません。。。
折れ線型自閉症
1歳半で「ママ」「わんわん」「バイバイ」と発語がありましたが、気がついたら言葉が消失。
いわゆる折れ線型自閉症ですね。このあたりから保育士さんからの指摘もあり、私は不安になって検索魔と化していました。
2歳8ヶ月で再び言葉が戻ってきましたが、結局、二語文がちらほら出る程度のままで3歳9ヶ月を迎えてしまいました。
ターニングポイント
地域の保健相談所で言葉の相談に行ったり、区の児童発達支援の相談にも行っていましたが、どこに行っても「様子見」。
そして、誰も発達障害のことなんて教えてくれないので、私は「様子見」をそのまま鵜呑みにしてしまい何もしなかったのです。
ですが不安ばかりが募る一方。
たまたま親身になってくれる保育士さんがいたので、同じ保育園の中で自閉スペクトラム症(ASD)の子どもを持つママ友を紹介してほしいと頼み込みました。
そして初めて同じ境遇のママとお話しできたことの感動からその場で号泣。
ここがターニングポイントでした。
現実から目を背けずに進んでいくママ友に感化され、私も現実に目を背けず、まずは発達障害を勉強し息子くんを理解しようと決意しました。
運命の書籍との出会い
図書館で発達障害に関する書籍を読み漁り、1冊の書籍に辿り着きました。
それが『言葉の遅れを改善する方法』です。
この書籍を読んで、テレビとスマホを一切やめました。そして絵本をたくさん読み聞かせました。
効果はすぐに出て、なんと会話ができるまでに回復しました!そして、聴覚過敏や感覚過敏の緩和、癇癪が起こらなくなる、などなど、いいことしかなかったのです。
8ヶ月経過した今では、周りのお友達と遜色なく生活ができています。
借りた絵本は8ヶ月で500冊を超える
絵本は図書館から借りています。家には常に20冊の絵本があります。
今でも週2・3回は図書館に行き、10冊ずつ新しい絵本に入れ替えています。
気がつけば、通算で500冊は借りているでしょうか。
3歳9ヶ月で開始した当初は、絵本など読み慣れていなかったので(ほとんどスマホでしたから・・・)、0・1・2歳の赤ちゃん向けの絵本からスタート。
文字は少なく、オノマトペ(効果音)の多いものがお好みでした。
4歳5ヶ月になった今では、そのような絵本では物足りなく、興味を示しません。
もっとストーリー性のある、文字の多いものへと好みが変わってきました。
🔸読み初めの頃に好きだった絵本
🔸8ヶ月経った今、好きな本
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表情がまるで違う
スマホ依存だった頃の息子は、口をポカーンと開け、一点集中でスマホを見続けていました。
そのせいか、いつも目がうつろ、覇気がない、表情に乏しい顔をしていました。
テレビ・スマホをやめて2週間くらい経ってから、表情がだんだん豊かになっていき、口をポカーンと開けることもなくなっていきました。
保育士さんたちからも「表情が豊かになりましたね!」「顔つきが変わりましたね!シュッとしましたね!!」と大絶賛でした。
何より、絵本の読み聞かせに変えたことで、今までの一方通行の受け身の状態から相互コミュニケーションをとることが多くなり、笑いながら、怖がりながら、一緒に感情を共有することができました。
そして、絵本には普段私が使わない言葉がたくさん書かれており、語彙力が鍛えられたことも挙げておきます。
絵本のおかげで、たくさんの言葉やものを学び、それを自分で実際に使ってみるようになりました。
今、お子さんが自閉症なのではないか、と悩まれている方がいましたら、まずは2週間でいいのでテレビとスマホをやめてみませんか?
スマホ依存のお子さんならいいことがたくさん起こると信じています。
お子さんと一緒に絵本を読むのも楽しいものですよ。



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