
3歳9ヵ月の息子は言葉の遅れがあり発達障害グレーゾーン(自閉症スペクトラム疑い)です。
『言葉の遅れが改善する方法』を読んで実践することにしました!
『言葉の遅れが改善する方法』を手に取ったきっかけ
きっかけはAmazonで見かけた書籍です。息子の言葉の遅れが気になっていた私にとって、それはセンシティブなタイトルでした。
レビューを読んでみると「スマホやテレビが自閉症と似た症状を引き起こしている」「スマホやテレビを止めることで改善する」とありました。
ちょっと極論だなぁと思い、なかなか購入までには至らなかったのですが、近くの図書館にあることがわかり借りてみました。


新しいタイプの言葉遅れ
この書籍の著者は、川崎医科大学名誉教授・小児科医である片岡直樹さんです。
自閉症スペクトラムは生まれながらの脳の機能障害とされていますが、片岡さんが言うにはその中には『新しいタイプの言葉遅れ』があると言うのです。
それが、テレビやスマホなどの一方通行の刺激にはまり、「言葉の遅れ」や「目が合わない」など自閉症の症状を引き起こしているというものです。
この『新しいタイプの言葉遅れ』は自閉症との識別が難しいので、疑わしきは実践すべし!ということでテレビやスマホなどのメディア断ちをし、親子のコミニュケーションをしよう!と提唱しています。

「育て直し」は早期に対応すべし 遅くても3歳まで
メディア断ちをして効果があらわれやすいのは2歳まで、遅くても3歳まで、と書かれています。
それは、一度、生後5・6ヵ月の状態に戻す必要があり、戻りやすいのが遅くても3歳までだからなのだそうです。これが「育て直し」なのだそうです。
「育て直し」とは、メディアの視聴をやめ、それらに奪われていた親子の時間を取り戻し、コミニュケーションを深め、欠如していた応答環境を埋め合わせることが最も重要と話しています。
「育て直し」とは、生後5・6ヵ月の時に経験すべきたくさんのことを親子で取り組んでいくことでもあります。
事例もたくさん掲載
書籍にはメディア断ちをしたことで、劇的に改善した事例がたくさん掲載されています。
中には3歳9ヵ月で自閉症スペクトラムと診断された子が、私立小学校に入学できた事例も紹介されており、私としては希望を抱かずにはいられませんでした!
自閉症と診断される子の相当数が新しいタイプの言葉遅れ?
片岡さんの推測では、自閉症と診断される子の増加率から見て、相当数が新しいタイプの言葉遅れなのではないか、と言っています。
遺伝子の変化ならば、なぜこの短期間に劇的に数字が増えているのか、と疑問を投げかけています。
つまりは、今悩んでおられる方のお子さんも、もしかしたら「新しいタイプの言葉遅れ」かもしれないのです。
当てはまるかのチェックリストも掲載されていましたので、書籍をチェックしてみてください。
お父さんもスマホを封印してください
はい、私が悩んでいることです。
ズバリ、夫がメディア依存症。朝起きたらテレビをつけて、寝る時まで見ている。一日中テレビをつけっぱなし。そしてテレビをつけたままスマホを見ている。
子供がいようがお構いなしです。
育児を任せると、大抵スマホでYouTubeを見せています。私が用事がある間に育児を任せても、寝室の暗い中で子供に一人スマホでYouTubeを見せていて、自分はリビングでテレビとスマホ。
もう唖然としました。
書籍には、相談をしてくる保護者の中には、ワンオペ育児のママが多いと話しています。
テレビやスマホに頼らざるを得ない人が多いのだとか。
そして、ママがパパに「スマホをやめて」と言っても子供の前で使うのをやめない。
パパもスマホの危険性を理解して、一緒に子育てに参加してほしい、と訴えています。
私もメディア断ちを実践する中で一番厄介なのがパパの存在です。
消しても消してもテレビをつけてくる夫。
子供の前でずーっとスマホを見てる夫。
それも大抵が中居くんとか中丸くんがどうしたっていうミーハーな情報。。。
そんなのどうでもいいから、目の前の子供を見てほしい、と切に願うのです。

発達障害の子供への接し方
この書籍の中でも子供への接し方は書かれているのですが、私は別の書籍を参考にして声がけをしていました。
発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ
それが『発達障害の子供を伸ばす魔法の言葉かけ』という書籍です。
こちらは17万部れている書籍で、内容も4コマ漫画を使い、わかりやすく書かれています。


実践!タイマーを使ったが癇癪起こしてギャン泣き
息子はいきなり完全にメディア断ちとはいかず、テレビを見せて!と泣くこともありました。
なので、時間を決めて見せることにしました。タイマーを使い、「これがなったら終わりだよ」と言うよにしていました。
タイマーがなってテレビを消すと、予想通り癇癪を起こしてギャン泣きします。
でも5分くらい経てば落ち着くものです。落ち着いたら環境を変えたり他のもので気を逸らします。

図書館でたくさんの絵本を借りてきた
続いては、図書館でたくさんの絵本を借りてきました!
メディアはたくさんの動画が見られていつも新鮮ですが、絵本となるとそうはいきません。
でもなるべく興味を持ってもらうように、たくさんの絵本を借りてきて、入れ替えもこまめに行いました。息子の好きな車の絵本もたくさん借りてきました。
結果、メディアを見る時間がかなり減り、一緒に絵本を読むという時間を持つことができました!

最初はかなり疲れた!
メディアなしの育児はかなり大変でした!ずーーっと息子くんの相手をしなければならないので、家事も何もできません。
その反面、私はどれだけテレビやスマホに頼っていたんだろう、と猛反省しました。
効果!目が合うことが増えた!言葉も増えてきた!
まだ始めてそんなに経っていませんが、息子と目が合うことが増えてきました!
そして言葉も増えてきたんです!
「⚪︎⚪︎(息子の名前)、ママ大好き!」って言ってくれるようになって、本当に可愛いです(涙)
発音は悪いですが、一生懸命話そうとしている姿を見ると、「このやり方でいいんだ!もっと続けよう!」と思います。
もう3歳9ヵ月なので、時間はかなりかかると思いますが、何もしないよりはずっといい。
そしてもっと早くこの本に出会いたかった。。。
2歳5ヵ月から発達相談に行ってましたが、その時に「様子見」と言われ、本当に様子見していた自分を叩いてやりたい、と後悔しています。。。
書籍にも「要観察」と言われたら放置してはいけない、と記述されています。
本当にその通りですね。。。
でも、今が一番若い日!!今やれることをやる!を心に続けていきたいと思います!!



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